先週のタイでは、1000バーツの偽札がけっこうな騒ぎになっていた。
コンビニで小さな札がなく、1000バーツを出したら、キャッシャーの女の子が、異常なほど僕から受け取った札を調べるので、ちょっと気味悪かった。
そのあと、バンコク銀行ウドンタニ支店に用事で行ったとき、対応してくれた銀行の人によると、ラオスにあるロシア大使館員がタイへ来て家具を買うのに使ったのが偽札で、しかし外交官ということで身柄拘束できずヴィエンチャンに車で帰ったという。その偽札はラオスの銀行で両替したときに受け取ったと主張したそうだ。
1000バーツの偽札はとなりのミャンマーで作られているらしく、350バーツ前後で買うことができ、見た目は精巧で分かりづらく、指先の感触で判別できるとのこと。
偽札の所持や使用は重罪だと、子どものころから聞いていたし、それが意思に関係なく自分の財布に紛れ込むことだってないとは言えない。そんなんで刑務所なんて、いやだなあ。
このところ国家騒動の絶えないタイランド、王様の表情もお元気なく見えるのは気のせいか。