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僕はゴルフが好きで、プレーするのも、道具も、試合観戦も、歴史も、すべてが興味の対象。 大正半ばから大戦初期まで、20年以上を豪州と南アで過ごした母方の祖父母がいたが、僕が二十歳のときに亡くなった祖母は、南アでハンディ10のゴルファーだった。因みに祖父は終戦直後に癌で亡くなっており、顔を知らない。 祖母は僕が小学生のころにゴルフをやらせたいと思い、女性用のドライバーのヘッドを黒く塗装した特注クラブを買ってくれた。もう40年近く前のことだから、ヘッドの素材は当然パーシモンだった。 だけど当時の日本、僕の年代でゴルフをやる者は皆無に近く、当然のように野球に熱中した。でも、心のどこかにゴルフへの興味があった。 10代終わりから練習場に行くようになり、コースデビューは20歳だった。中学時代からの友人の親戚に誘われて、栃木県のコースへ行った。 そのころスキーにもはまっていて、冬はゲレンデ、春から初冬までフェアウエイというのパターンが数年続き、やがてスキーは遠のいてしまった。 薄給の身、スキーとゴルフの両立は難しかった。 あ、そういえば大型バイクにもうつつをぬかし、ゴルフ道具、クルマ、バイクなど、いつも月賦に追われていたっけ。 そんな自分を、僕は「ローン・レンジャー」なんて呼んで喜んでいた。 そうやって遊びに金を使ってしまうため、貯金なんてなく、何を食べて暮らしていたんだろう。 ** 70年代の終わりからか、海外のゴルフトーナメント中継が盛んになってきた。 それまでは城達也氏がナレーションする「ビッグイベントゴルフ」が唯一のソースだった。 僕が最も魅せられたのは、TBSによるゴルフの祭典「ザ・マスターズ」の中継だ。 飼い犬の名前「ボビー」は、マスターズを開催するオーガスタ・ナショナルを作り、自らが招待した一流選手だけが出場できるマスターズトーナメントを創立したボビー・ジョーンズから頂戴した。 ** 米国を中心に、世界中の一流ゴルファーに惹かれ、関連書籍を買い漁ったものだ。 ゴルファーの生い立ちや戦歴を紹介するなかで、必ず登場するのが父親である。 アーノルド・パーマーはフットボール選手になりたかったが、体格が足らず、父親のアドバイスでゴルファーになり、押しも押されぬ人気ナンバーワンの選手になった。 ジャック・ニクラウスの父親は薬局を経営し家計を支え、息子ジャックに子供時代からゴルフを教え、オハイオ州のジュニアチャンピオン、そしてアメリカのアマチュアタイトル総なめでプロデビューし、文字通りの帝王に君臨。ニクラウスの父親も家庭を大切にする良きパパであった。 上記二人に肩を並べる、3大ゴルファーの一角、南ア出身のゲイリー・プレイヤーの父親は、炭鉱夫だったと読んだ記憶がある。非常に闘争心の強い人で、息子ゲイリーに「絶対に勝て」と渇を入れ続け、プレイヤーは一説によれば小柄な体格にも拘らず世界で160を超える勝利を収めている。敬虔なクリスチャンでもあるプレイヤーは、自らの資金で南アに日曜学校を開き、貧しい黒人の子供を集めて自ら教壇に立ったりしている。もちろん学費は無料である。 そして、現在の世界一であるタイガー・ウッズも、父親の教えで幼少期からゴルフを始め、天才の名を欲しいままにした。何といっても圧巻なのは、全米ジュニア3連勝のあと、続けて全米アマチュア3連勝という、これ以上ありえない偉業を成し遂げてプロ転向したことである。 これら超一流のゴルファーの、インタビューやコメントを聞いたり読んだりすると、必ず父親の思い出話になり、亡くなった父親を偲ぶ思いが伝わってくる。 そして父親が貴方にとってどんな存在でしたか?と訊かれると、決まって返ってくる答えが"He was my best friend”である。 先だって父親アールさんを亡くしたタイガーも、TVインタビューでそう応えて涙を流していた。そして声を振り絞るように"I miss him so much"と言っていた。 自分をもっとも理解してくれる人、心の支えが"friend"なのだ。 今週は全英オープン開催中で、タイガーが独走態勢を築きつつある。 最愛の父を亡くし、失意のまま出場した全米オープンでは、自己初めてのメジャー予選落ちを喫した。 敗北をバネに、今また世界一の座を死守するために、彼は立ち上がった。 こんなすごい人が現実に存在することが、何ともミラクルである。
by bob_jones
| 2006-07-22 13:43
| GOLF
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