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古巣のタイへ、3年半ぶりに再度着任して、はや4カ月が経過。 クソ暑いなか忙しいところへ、眼の手術と、しっちゃかめっちゃかなまま、「一体どうなってるんだ!」状態でなりふり構わずやっていたら、仕事は舞い込んで来るようになってきたのだが、その間ハノイに残してきた家族を放置したままなのに気付いた。 一度も家族のもとを訪れていない・・・。 最低・・・・・・。 海外離散家族・・・ひどい亭主で、ごめんなさい。 ボビーに会いたい・・・・。 海外で別居すると、すごくお金がかかる。家賃も税金も、ダブルで払ったり、僕の素行調査に突如やってくるお母さんの飛行機代とか、その分ちゃんと稼いでいるか不安になってきた。ジプシー家族の宿命か・・・。 タイが忙しくなってきたところで、ラオスの会社もみているので、毎週飛行機に乗ってすっかり自分の能力を超えた仕事をしているのだが、今度はタイで反政府の騒乱である。 一か月になろうとしているタイの政治混乱は、いよいよ自分の商売にも影響が出始めた。僕のやくざな商売をボディーガードしてくれる軍の人も大忙しだ。 因みに初めてタイの国内クーデター遭遇したのは92年の流血事件で、あのときは、異変が起きているらしいことは知っていたが、夜に東京の母親から電話をもらうまで事件の実態はわからなかった。数日して、デュシット地区を訪れて、惨状の残骸を見た。 70年代の動乱は、父とその友人の方たちから当時の様子を聞いたもんである。 06年9月11日の、タクシン追い出し作戦は、僕だけハノイにいて、家内と娘がバンコクに残っていた。 家族を残した街で、軍まで出動するクーデターが起きると、BBCやCNNのブレーキングニュースは、クールなだけに不気味である。 先日は、ランシットの先でドンパチがあり、同じころ、素朴な水上マーケットが古くからあるタリンチャンのバンコク銀行で爆発があった。どうして、あんなに静かでのどかなところで。安全と言える場所はなくなってしまった感じだ。 政権と反政府の対立は、表面的な1対1ではなく根深いだけに、解決は簡単にはいかないだろう。元首相や元都知事が、昔の名前で騒ぎ始めるのは時間の問題だったが、当りまえの如くガヤガヤ言い始めた。 通貨危機を乗り切れなかった、ガマガエルに似た某元首相の奥さんは回教徒、違ったっけ?・・・・・関係ないか。 若い坊っちゃま首相は、今こそ「ジジイはすっこんでろ!!」と、立ち上がって怒鳴らなくてはいけない。 首相がここまでなめられてしまっては、国家の管理なんてできっこないではないか。 就労時間中に、社員が会社で飲酒したり、仕事をボイコットしたり、カラオケを持ち込んで騒いでいるのに、「話せばわかる」というバカ社長はいないではないか。 多大な経済損失が報じられるなか、火事場泥棒のノリでぼろ儲けしている質実剛健主義な輩も大勢いる。 そう、仕事ってぇやつは、スポット契約の方が利益率がべら棒に高くなるようになっているのだね。人の足元を見て儲ける奴が後を絶たないのは、古今東西共通である。 タイは、外国からの投資で飛躍した国で、観光も含めて外国人におっ広げで開放されているように見えがちだが、保守的で閉鎖的な部分が根強く、私たち外国人には一線を越えさせない法律を敷いている。一連の騒ぎにおいては、諸外国との対話は表向きに報道されておらず、タイの上層部で議論、そして収束してゆくのだろう。得意の、なんとなく、芯はくすぶったまま、有耶無耶っぽく。 どうでもいいから、利権争いは見えないところでやって、はやく解決してくれい!
by bob_jones
| 2010-05-01 01:47
| THAI LIFE
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