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18日午後、UDDが「交渉に応じる」と報道され、一気解決に期待がかかったのもつかの間。 これを受けた政府は「赤シャツが集団解散しなければ一切交渉には応じない」とコメントを出した。 今度は「政府が治安部隊を撤退させない限り我々は集会を解散しない」とUDDが応酬。 結局元のまま、また死者が1名増えた。 仕事場と住まいの、目と鼻の先で衝突は続いている。 タイは、すっかり狂ってしまったようだ。 人々の表情から、徐々に笑顔が消えて行くように見える。 18日は、年末に目を手術した病院で検査の予定だった。 本当は14日の約束だったが、医師が病院に来ないという。 そして18日、嫌な予感がするのでこちらから電話すると、今日も来ないという。 電話に出た担当者が言う。 「こんな事情なんで、21日にお願いします」 話し方に、真剣さはまったく感じられない。 バカヤロー!と怒鳴りたいが、我慢した。 病院まで騒乱のせいにし始めた。 4月3日から始まった赤シャツの反政府集会。 最初はだれもが、過去の例を出して「タイの騒ぎは子供の麻疹みたいな年中行事さ」と楽観していた。 ふーん、そんなもんかも知れないなあ聞きながら、ひっかかるものがった。 タイの父である、王様の健康と王室の・・・。 バンコク日本人商工会議所の統計では、今回の騒乱で影響を受けた日系企業は600社を超えている。 僕もそのなかに含まれるが、異常な数字だと思う。 紛争地帯に所在する会社を中心に、タイ政府に補償を要求するつもりだと言う。 どんな補償を求めるのだ。 「それは赤シャツがやったことですね」 返事は見えている。 何かを期待しているとすれば、オメデタイ話だ。 この騒ぎであらためて実感した。 官と民の間にある価値観の、埋め難いギャップ。 官がトラブルに直面したとき、官のプライドと事情がすべてに優先し、市民の生活は後回しになる。 赤シャツに参加している人々も、同じタイの一般市民である。 一部の特権階級に利用されているだけだと、冷静に考えることができれば・・・本当に残念だ。 勝ち負けがどっちに転んでも、庶民生活は変わらないのに、目先の餌に群がる群衆。 ここ数年、感じること。 東南アジア諸国のなかで、タイは大きく成長し、経済面でも地位がぐんと上がった。 その結果、タイの人々に20年、30年まえの控えめな謙虚さが消えた。 相続税のない成り金の、第二、第三世代が実権を握り始めている。 周辺の国々を見下す態度が見えるときがある。 人間とは面白いもので、下に見られたらそれを敏感に察知し、いつか見返してやろうと思うものだ。 周辺国のテレビでも、タイの騒乱は逐一報道されているが、心配というより興味本位で見ている人が大勢いる。 自画自賛で楽しくやってきたんだから、自作自演は自分で解決すればよいという声が聞こえる。 国家元首が政治家の国の人々は、もっとクール、その代わり表現方法もシンプルで熱しやすい。 例えば、北は中国という大国に接し、フランス統治からの独立、南北戦争と常に脅威にさらされてきたベトナムでは、今回のタイ騒動のような事件をどう見ているのだろう。 「せっかく豊かな国になったのに、どうして自分たちで潰してしまうのでしょうか」 昨年まで一緒に働いた、ハノイの秘書の電話での一言は、とても的を得ていると思う。 やっと平穏で人並みな暮らしができるようになったベトナムの人から見たら、いまのタイは「変な国」と写っているのかも知れない。
by bob_jones
| 2010-05-19 05:24
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