バンコクは屋敷の多い町で、路地を入ると高い塀と樹木に囲まれた住宅がたくさんある。
いま住んでいるアパートの両隣と裏手の三方も、広大な敷地のお屋敷である。
坪換算でざっと見て、1000坪以上はザラで、やはり相続税がゼロに近い国はこうなるのだな。
写真は隣の屋敷の一部で、あとは大きな木々が遮って、母屋は見えない。
手前の薄い色した建物は、建造何年か不明だが、クラシックな洋館の一部を残してあり、普段は人の気配がない。外装はそのままに、内装に手を加えて上品な書斎にしたら素晴らしいだろう。
その左奥に見える茶色のは、古い鉄道の客車をレールの上に置いたもので、タイ国鉄の払下げだろうか。以前、日本の零細商社の仕事で、タイ国鉄から中古の枕木を払下げてもらい日本へ輸出したことがあるが、利権が絡み役人への裏金が凄かった。国有物はよほどの伝手がないと入手できない仕組みになっている。