’80年にLPを買って感動して以来、ずっと欲しかったCDが今年になってリリースされたことを、先週立ち寄った渋谷のタワーレコードで知った。
31歳の若さで、乳がんを患い亡くなったミニー・リパートンのトリビュートアルバム。
"LOVE LIVES FOREVER"は、生前に偉大なアーティスト達と録音してあった未発表の7曲を収録した、大変貴重なアルバムである。
共演者は豪華の一言で、ジョージ・ベンソン、ロバータ・フラック、マイケル・ジャクソン、スティーヴィー・ワンダーなどで、演奏は、ハーヴィー・メイスン、リー・リトナー、トム・スコット、ポリーニョ・ダ・コスタといった超一流セッションマンが名を連ねている。
LPのジャケット裏面にあった、共演者たちのサイン入り追悼コメントもちゃんと再現されており、スティーヴィー・ワンダーだけがフィンガープリントなのもそのままである。
リパートンの、木の葉からこぼれる水滴のように澄んだ歌声は、没後30年近くたっても心に響く。