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M川は一代で今の会社を従業員2千人までのし上げた立身の人物である。62歳になった今でも、仕事を精力的にこなし、現役を退く気配さえもない。 M川夫人である晴美は、M川の3人目の妻で、年齢差は30を越える。晴美は銀座の高級クラブでナンバーワンだった美女で、客として初めて店に行ったM川は晴美に一目惚れし、糸目をつけないプレゼント攻勢で、なかば強引に妻として射止めた。 M川は若い妻を甘やかし、欲しいものは何でも買って与えた。唯一気になるのは、外部の者に見せられない自分の下半身の衰えである。性生活で妻を満足させてやれないストレスは、妻が若く美しいほど助長され、いつしか、些細な出来事から妻が浮気するような想像が膨れ上がり、恐怖心に発展していた。現代医学や漢方の精力剤をいくつも試したが、根本的な効果はなかった。 社長業であるから出張が多く、家を空けることも珍しくない。これもM川にとって、家政婦はいると言っても、妻一人で留守番させておくことは、不安以外のなにものでもなかった。 銀座の裏通りに、M川がむかし常連だった「自戒録」というSMクラブがある。ある晩、M川は誰に知られることなく、ひとりで5年ぶりに自戒録を訪ねた。相変わらずよく肥えたnsudouという総支配人が出迎えた。 暗い店内では、以前と変わらぬ、客同士によるSMショーが繰り広げられ、誰がその日で一番の変態かを競い合っていた。 しばらくしてnsudouがM川のテーブルに現れ「久しぶりにやりますか、M?」と耳元で訊いた。M川は、店でも名うてのM方で、女王に扮する相手女性からの、どのような虐待でも喚起の声を震わせて受け入れた過去がある。しかし、この日の来意は違っていた。 「いや、きょうはやめておくよ。それより相談があるのだが・・・」 それから、M川とnsudouは密談を続けた。 数日後、明日からの欧州出張が控えた午前、M川は自分の右腕と信頼を寄せるY田副社長以下、7名の全役員を社長室に呼びつけた。 全員揃うのを確かめると、M川は自分の巨大なデスクの上に置かれた、優に30センチ四方はある木箱を前に、話し始めた。 「私は商用で明日から2週間留守にする。その間のことは、Y田副社長に全てを一任しておるから、君たち役員全員、協力し合ってしっかり留守を守って欲しい。そしてもう一つ、個人的なお願いがある。これを見てくれたまえ」 M川が仰々しく木箱から取り出したのは、鈍い光沢を放つ金属で出来た、女性用の下着の形をしたオブジェのような物体だった。目の前に現れた得体の知れない物を見て、役員全員が目を白黒させた。 「これは、私の留守中、妻にはかせる貞操帯だ。あるSMクラブに特注で作らせたもので、ココに大きな秘密がある」 M川が金属物体を上下に裏返し、股の部分にあたる部位を指差して見せた。 「ここには鋭利な刃物が仕込んであって、この小水用の穴を無理に通過しようとするイチモツをちょん切る仕掛けになっておる。よく見ておれ」 M川が引き出しから取り出したのは、太いフランクフルトソーセージだった。そのソーセージをM川は貞操帯の局部にゆっくり差し込んだ。 すると、シャッとナイフの鋭い音がしたと同時に、半分に切れたフランクフルトが床に転がった。 M川は満足そうに、役員全員の顔を見回した。 実は最近、M川は、妻に浮気の気配を感じ取っていた。精力の衰えに悩む夫の目を盗んで、不貞を働く妻が、豊満な肢体を快感に委ねる光景は、想像しただけで気が狂いそうだった。しかも、ある根拠から、妻の浮気の相手が、いま目の前に並ぶ役員連中の一人に絞られたのである。 「この貞操帯は、この鍵を使わなければ外すことができんようになっておる。鍵は私が出張中も持ち歩いておるから、誰も外すことはできん。ハッハハハハ」 こうしてM川は翌日の飛行機で出発した。 2週間後、出張から戻ったM川は出社し、Y田副社長以下全役員を社長室に集合させた。 「みな留守中はご苦労だった。商談の成果は後ほどの役員会で報告するとして、最後に頼んだ妻の貞操について、立証実験を行うことにする。全員、ズボンと下着を下ろして整列せよ!」 有無を言わせぬ社長の一声であった。 役員たちは、互いの顔を恥ずかしそうに見合わせながら、ベルトを外し、ジッパーを下ろし、下半身を露出させて、社長の前に整列した。さながら、第2次大戦中の軍隊のような光景である。 M川は、両手を後ろに組んで、直立不動に並んだ役員たちの前を、視線を相手の目と下半身に交互に向けながら、2回ほど往復した。 「よし、ご苦労。全員潔白のようである。ズボンをはいてよろしい。これが本当のチン列だな。ワーハッハハハ!」 全員がほっとした表情でズボンをはくと、M川は腹心の部下であるY田副社長の肩を抱き、「いや、ご苦労であった。Y田君のおかげもあって、全員潔白を証明してくれた。頼もしい部下を誇りに思うぞ。Y田、どうだ、キミも立派な部下に恵まれて、さぞ嬉しいだろう?どうだ?」 いつもは真っ先に礼を述べるY田副社長が、いつになく元気がないように見え、M川は心配になった。 「Y田、なんか言うことはないのか?」 そのときである、Y田の直近であるN井常務が代わって答えた。 「社長、Y副社長は先週から体調が優れず、会話するのが難しいとのことです・・・」 「なに?いったい何があったんだ、Y田?なぜ黙っているんだ?おい、口を開いてみろ!」 Y田は恐る恐る口を開いた。 その口の中を覗き込んだM川の表情は、驚きに変わった。 なんと、Y田の舌が、半分切れてなくなっていたのである。
by bob_jones
| 2007-12-11 21:09
| アルチュー人生
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