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1988年12月に起きた「パンナム爆破事件」は衝撃だった。あのとき僕は、恐ろしいテロを企て実行した当事国リビアにいた。 ロンドンを出発したニューヨーク行きパン・アメリカンのジャンボ機は、離陸後1時間もしないで空中爆発し、乗客乗員全員と、地上の住民の命を奪った。荷物室に預けられたスーツケースに入っていたラジカセに見せかけた時限爆弾が爆発したという。 緻密な操作の結果、犯人がリビア人と断定され、犯人の引き渡しをめぐって駆け引きが行われ、リビアはテロ認定国家となり、国連制裁を中心に西側との交易が断たれ、元々輸入に頼っていた生活物資などが町から消えた。89年半ばに駐在していたベンガジを離れるとき、庶民の生活は不便極まりない状態になっていた。 唯一聞けたBBSの短波放送では、86年に続き米国第7艦隊が地中海に集結、リビア本土爆撃の準備を進めていると言っていた。一緒にいた英国人のバリーによれば「今回、レーガンはやらないだろう。」であった。 今日のニュースで、リビアは15億ドルの補償金を完済し、米国との関係が正常に向っている中で最後の障害が取り除かれたと報道されていた。事件発生からちょうど20年のときが経過した。遺族にとって、長い20年だったことだろう。 一方、当時31歳だった僕は、当たり前に51歳になってしまった。87年から89年にかけてのリビア暮らしは、生まれも育ちも東京の僕にとって、後にも先にも人生最大のイベントだったような気がする。砂漠の一点にも満たない小さな自分を感じて以来、人生観がこんなに変わるとは思ってもみなかった。粗末な食べ物、娯楽も酒もなく、ああいう生活、もう一度できる自信はないけど、根性なしの自分には必要だった気がする。
by bob_jones
| 2008-11-01 14:12
| アフリカ
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