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タイ政府はついに、というかやっと、2つの空港を所轄する地域で非常事態宣言を発令した。 今週はラオスとタイに滞在しているので、タイ放送局のニュースをずっと見ているが、ラジオの方が情報は早く、車の移動中などに聞くことができる。あんまり早口でなければ、現場からのリポートなどは割とわかり易い。 空の玄関、スワンナプム国際空港は11月29日18時まで閉鎖が決定、それ以降の復旧見通しも立っていない。占拠する団体が撤退しても、すぐに使えないほど破壊されることも考えられる。空路を利用する人、貨物のすべてが3日間止まったままである。ひどいことになったもんだ。この空港建設がタクシン元首相の一大プロジェクトだったのも皮肉な話だ。 陸路で地方の国際空港や、国境を越えて別の国から国際線に乗ることを考える人も多く、ラオスから日本へ行けるかといった問い合わせが私にもたくさん来ている。 バンコク基点に隣国の国際空港といえば、ラオスの首都ヴィエンチャンが近く、陸路での移動も簡単だ。国境のノンカイまで走って橋を渡ればヴィエンチャンに着く。しかしヴィエンチャンは国際線の便数が少なく、週末はすべての便が満席になってしまった。プーケット空港も国際線があり成田直行も飛んでいるが当然満席。万事休すである。 国会解散を主張し続け、空港を占拠しているPAD(反政府団体)はどうするつもりなのか。占拠行為自体が違法であるから、撤退しても幹部は逮捕されるだろう。ついに軍部が強制排除に動くのか。 しかし肝心の軍も二つに割れてしまっていては、首相としても決め手に欠けることだろう。警察が先頭に立ち、海軍と空軍がそれぞれの空港を援助するという図式に、軍の実権を握るアヌポン陸軍司令官が加わらないのでは、話にならないというか、身内の流血事態も可能性があるのでは。 タイは平和な王国というイメージで、観光やビジネスの人気を保ってきた。歴史上一度も植民地化されることがなかったからか、国民には独特の大らかさと明るさがあり、過去にいくつものクーデターや経済危機を乗り切り、東南アジアの田舎だったバンコクは、いつの間にか大都市に発展した。タクシン元首相は、IMFから借り入れた多額の融資を期限より前に全額返済するというパーフォーマンスを見せ、あの辺りから、タイ国とタイ人は国際的な自信をつけたように感じた。原資は海外からの投資であったにしても、インドシナ地域では確固たる地位を築き、バーツ圏という言葉が信憑性を持った。 勝手な想像だけれど、97年の通貨危機を乗り切ったころから、タイの平和ボケが進んだように感じた。周辺諸国より豊かになったことで暮らしは向上したが、並行して贅沢な人が急増した。高級日本料理屋で、東京から空輸された海鮮や松坂牛を惜しげもなく一家でむさぼり食うのはタイ人ばかり。余計なお世話かも知れないが、バンコクではタイの美点である奥ゆかしさや素朴さが消えていった。サービス業に従事する人は都会のスレが目立つようになった。 いまタイで起きていることは、利権の既得権の争奪で、タクシン対ソンティの個人戦が、竜巻のように庶民を巻き込み、本来の政治思想は忘却の彼方にある。国の痴態をさらけ出している現状を見て、タイの人だってうんざりしている方が多いだろう。海外からの信頼回復は、気の遠くなるような時間と労力が要るのは間違いない。 タイには、父が貿易で会社を作って40年すぎ、私も15年滞在した。子どもたちはタイで育った。いま娘がベトナムで親しくしているのはタイから来た同級生たち。明日はハノイでタイ・フェアーが催される。私は残念ながら行けないが、これより陸路でタイの東北地方へ入り、ラオスの首都まで一人旅をする。田舎は平穏とはいえ、バンコクの火種は不安である。はやく収束して、普段の喧騒に戻って欲しいものだ。
by bob_jones
| 2008-11-28 14:58
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